【FGO】『ヴァン・ゴッホ〔マイナー〕』は強い?初心者向け性能解説
Fateシリーズから展開されたアプリゲーム、【Fate Grand Order】。通称FGOは、圧倒的なボリュームで紡がれる物語が特徴です。現在メインストーリーは1部が終了しており、2部のクライマックスへと足を踏み入れたくらいです(執筆時)。
今回は、FGOのどこが面白いのか詳しく紹介したいと思います!(第一部ストーリーの内容を含むため、ネタバレ注意)
目次
FGOとは?
FGOは、Fateシリーズの世界観をスマートフォンで楽しめるアプリゲームです。iOS/Androidの両OSで展開されていて基本プレイは無料で楽しむことができます。従来のFateシリーズとは異なり、マスターが複数人の英霊を召喚して、聖杯探索の旅に出ます。戦略型コマンドバトル、儚くも美しい心惹かれる物語が楽しめます。
メインストーリー1部 あらすじをざっくり紹介
西暦2015年。科学は発展しているが、魔術はまだ残っていた。
魔術師協会「カルデア」。カルデアでは、魔術師たちが人類を繁栄させるべく研究を行っていた。カルデアには、「近未来観測レンズ・シバ」があり、近い将来を見通し人類を見守っていた。
しかし、シバの観測で見えていた未来が突如として消えてしまった!未来が消えるということは、人類が消えるということ。人類を守護するカルデアは、早急に事態の究明・解決を試みた。
すると、人類滅亡の原因は過去にあることがわかった。過去へと戻り、原因を取り除く任務「グランドオーダー(聖杯探索)」。主人公は世界を救える唯一の魔術師として、命懸けの任務に挑む!
アマデウス(モーツァルト)とマリーアントワネットの関係性がエモい!
1章【第一特異点:オルレアン】では、フランスの地にゆかりのある英霊が力を貸してくれます。それがアマデウスとマリーアントワネット(以後マリーとする)です。
伝記などで有名な2名ですが、この2人にはとある逸話があります。マリア・テレジアの御前で演奏をしたアマデウス。演奏後に宮殿の床で滑ってこけてしまいました。そこで手を差し伸べた少女がマリーです。手を差し伸べたマリーに『ありがとう、素敵な人。僕はアマデウスといいます。もし、貴女のように美しい人に結婚の約束がないのなら、僕が最初でよろしいですか?』と言ったと伝えられています。
こんな逸話を持つ2人。FGOではささやかな恋心を匂わす描写があります。そんな2人は作戦で二手に分かれることに……。その際のやり取りがエモい。読んだ瞬間は気づかなかったですが、後にそのエモさに気づきます。”王女様は別れる時まで優雅だなぁ”とか思っていた自分を殴りたいほどのサッパリとした綺麗な別れ際です。
是非自分の目で、2人の関係を見届けてください!
円卓の騎士の忠誠、アーサー王を思う騎士の心に感動
6章【第六特異点:キャメロット】は、アーサー王伝説に出てくるキャラクターたちが特異点の原因です。未来がなくなることを知ったアーサー王が特別に保護すべき人間を選抜し、誰にも干渉されない空間に閉じ込めることで人類を守ろうとしていました。
アーサー王が、そのような行動を起こすとは思えない。そう思いアーサー王への謁見を試みる円卓の騎士の1人「ベディヴィエール」。変わった王の姿を見て、自分の罪に気づいたのであった。
罪を犯した自分を赦すことができないベディヴィエールは、贖罪のため主人公たちと共にアーサー王を倒すと誓う。
ベディヴィエールの忠誠心は物語の後半で発揮されます。
そもそもベディヴィエールが犯した罪とは何か?それは王が亡くなる際に「エクスカリバー」を湖の妖精に返還しなかったことです。実際のアーサー王伝説では、3度目でエクスカリバーを返還します。(2回仕損じている)しかし、この第六特異点では3度目の返還もできなかった故にアーサー王が変質してしまった、という物語になっています。
エクスカリバーを返還しなければ、アーサー王の魂は永遠に天に還らない。天に還ることができず、亡霊のようになったアーサー王が第六特異点の最大の敵として立ちふさがったのです。
アーサー王にエクスカリバーを返却すれば、元に戻るのではないか。その一心でアーサー王の元へと向かっていくベディヴィエールは誰が何と言おうと忠誠の騎士でしょう。
ベディヴィエールに最後、アーサー王は何と声をかけるのか。アーサー王にベディヴィエールの忠誠心は伝わっているのか、最後のセリフに答えはある。
第六特異点「キャメロット」は、前後編の映画でBlu-ray・DVDになっています。ゲームと少しストーリーが変わっていますが、名シーンはそのままですので映画も感動しますよ!知っていても映画で号泣しました。(声優さんの演技力がすごい……)ゲームと映画、比較して楽しむのも良いのでは?
『ウルクはここに健在です!』 誰もが叫びたくなる名台詞!
7章【第七特異点:バビロニア】名前の通り、紀元前「バビロニア」が舞台です。ギルガメッシュ王が統治する「ウルク」と呼ばれる国で物語は進んでいきます。
第七特異点では、他の特異点と違い現地住民とやりとりが多く交わされます。住民やウルクそのものをドンドン好きになっていく物語です。
そしてこれがFGO原作者「奈須きのこ」氏のやり口、好きにさせてからキャラクターたちを亡くならせる……!ギルガメッシュはもちろん、「ウルク」という国を好きになっていたプレイヤーを絶望の淵に落とす敵が現れます。その名は「ティアマト」。
ティアマトの攻撃によりウルクの住民は両手で足りるほどしか生き残っておらず、ギルガメッシュは致命傷を負いました。その直後のギルガメッシュと主人公の問答に痺れる!
ギルガメッシュ
『無理と言うか? 我は限界だと? もはやウルクは戦えぬと!』
主人公
『—いいえ。いいえ—!っ……ウルクはここに健在です!』
かっこいい~~~~~~~!!!!!
ウルクを背負って立つ王の凛々しさ、この問いで奮起する主人公!バビロニア随一の名シーンだと思ってます!!!
実際に読めば必ず感動する。バビロニアなくしてFGOは語れない、それほどまでに完成度・満足感の高い物語です。
まとめ
以上がFGOメインストーリー1部のおすすめポイントです。
本記事を執筆するにあたり、ストーリーを読みかえしてみましたが何度読んでも泣けます!それくらい強烈な印象を与えて、心に深く刺さり続ける物語です。
FGOを知らない人に興味を持ってもらえれば幸いです。知っている方は、個人的な物語のハイライトに共感してもらえると嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。