ゲームには様々なジャンルがありますが、中でもローグライクは「長く遊べるゲーム」として人気の作品です。歴史も長く、昔のゲームを愛するプレイヤーも多くいます。
多くのファンが飽きずにプレイできるローグライフとはどのようなゲームなのか?紹介します。
ローグってなに?
引用;Wikipedia
ローグとは、英語で「ならずもの」という意味があります。
最も初期のコンピューターゲームには、ダンジョン探索型のRPG『ローグ』という作品が公表されていました。
ダンジョンに潜ってお宝を集め最下層へ向かう様子が、「冒険者=ならずもの」とされてきたのです。
当時は映像技術もなく、英数字や記号のみで作られたゲームだったのですが、ランダム生成されるダンジョンにより、同じ攻略方ができない、緊張感あふれるゲームとして人気となります。
後に、『ローグ』のシステムを利用したゲームが増え始め、「ローグライク(ローグのような)」というジャンルが確立されたのです。
ローグライクの目的
ゲームによって目的は違いますが、基本的には各フロアを移動し、最上階、または最下層を目指すゲームです。
また、道中、または終点にはボスがいる場合もあります。
終点への到達やボスを倒すことで、ステージクリアやゲームクリアとなります。
ローグライクの特徴
ローグライフは、派生作品も含めて多種多様に発売しています。そのため、ゲームによってシステムは違います。
ですが、共通する特徴もあるのです。
自動生成のダンジョン
ローグライクの最大の特徴は、「自動生成されるダンジョン」にあります。
一般的なRPGは、ダンジョンの形状やアイテムの配置は決まっています。そのため、アイテムの取得や正解ルートの模索も、例外を除いてそんなに難しくはありません。
ですが、ローグライクではダンジョンの形状から配置されるアイテム、果ては敵の配置まで、遊ぶたびにランダムに設定されます。
そのため、「必ず手に入るアイテム」や「正解ルート」というものが無く、遊ぶたびにどのように攻略すればいいかを、考え判断する必要があるのです。
「遊ぶたびに攻略法が変わる」。これこそが、何度遊んでも飽きない理由といえるでしょう。
どのようなダンジョンになるかは一切わかりません。場合によっては、フロアを移動した瞬間から、敵に囲まれた絶体絶命の状況もあり得ます。
どのような展開になっても打開できるよう、道中にあるアイテムを取捨選択することが、ローグライクには重要なのです。
ターン性バトル
もう一つの特徴は、ターン性であることです。
ゲームはシミュレーションゲームと同じくマス目を移動しながら進むのですが、1行動を1ターンとして、敵味方交互に行っていきます。
そのため、自分が動かなければ相手も動くことはありません。どのような状況でも、ゆっくりと考え判断する時間があるのです。
ローグライクは、危機的状況をアイテムで打破する様子が「詰将棋」に似ています。
「1行動をどのように使えば状況を覆せるか」を考えるのも、見所の一つでしょう。
死によるロスト
死とは、すべてを失うことです。命はもちろん財産などもすべてが失われます。
ローグライクでは、ダンジョンで敗北するとアイテムやお金だけではなく、装備やレベルまでもが失われてしまいます。強力な武器や高価なアイテムも失ってしまうため、安易なプレイはできず、一手ごとに緊張したプレイを楽しむことができるのです。
ただ、近年では難易度を下げ、装備品やレベルを持ち越せるローグライクゲームも増えてきています。
救済処置のようなシステムを「邪道」という人もいますが、これによりハックアンドスラッシュが可能となり、初心者でもプレイしやすくなっているのです。
主なローグライク
引用:Google Play
主なローグライクには、「トルネコの大冒険」シリーズや「風来のシレン」シリーズがあります。「1000回遊べるRPG」というキャッチコピーが話題となりました。
他にも、「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズや「不思議の幻想郷」シリーズが有名です。
また、近年では「ローグハーツ」や「Eternal Rogue ~エターナルローグ~」などのスマホゲームにも多くあります。
まとめ
ローグライクは詰将棋のようなゲームです。
強い装備があれば必ずクリアできるというわけでは無く、状況に必要な物を的確に使える、判断力と考察力が必要になります。
そのため、考えるのが苦手な人など、人を選ぶゲームともいえるのです。
ですが、ゲームにハマれば一日中でも飽きないゲームでもあります。自動生成ダンジョンにより、いつまででも遊んでいられるでしょう。
合うか合わないかはプレイしてみなければわかりません。ぜひ、ローグライクを遊んでみませんか?